指差しって誰でも普通にできるものでしょう?
そう思ってしまいがちですが、実は成長発達の段階のかなり最初の部分で大切なところでもあります。
お子さんの1歳半検診でも採用されているくらいです。検診は複数のことを簡単にわかるようにテストされているので指差しの確認だけではないですが、発達の程度がわかる1つの大きな確認事項ではあることで違いありません。
お子さんが自分で指差しができない場合、どういうふうに自分の意思を伝えると思いますか?
考えられる手段は保護者の腕や手を取って目標のものに指し示すことなのです。
これをクレーン現象といいます。
自分の手や指で対象の人やものを指すのではなく、近くにいる人(保護者が一番多いですけれど)の腕を掴んでそちらに誘導するかのように指し示すのです。
私の経験でいうと、この現象が出てくるとちょっと保護者としても覚悟が必要になってくると思います。お子さんに障害があるということを受け入れる覚悟という意味です。
でも、どうか悲嘆しないでくださいね。お子さんは、いつものお子さんのままでいるだけなのですから(*^^*)
ちょっとだけ勇気が必要かもしれませんが、助けになってくれるところは案外近くに多くあります。検診を行っている場所は必ず相談を受け付けてくれていますし、役所には子育て支援課のような名称の部署もあります。
「療育」というものもその1つかもしれません。
毎日の積み重ねが彼らにとっての治療法といえばいいのでしょうか。これには地道な根気がとても必要になります。おまけに、すぐに効果として現れにくいこともあります。
でも、やる価値は絶対にあります。お子さんの能力をなるべく埋もれさせたくないですものね。
そして、お子さんだけではなく。あなたの心もたまに休ませてあげてくださいね。頑張りすぎることをずっと続けると、疲れすぎてしまいます。
それはあなたとお子さん、そして周りの誰に対してもいいことはありません。
そんなときに出てくる言葉が実はあなたが今までに繰り返してきたパターンとリンクすることもあります。
目の前に起こるすべては自分の内側の反映なのですから、お子さんをとおしてのあなたの学びも一緒に起こってきます。
もしもご自分でわかりにくいけれど、こんなこといつも思っているな〜って感じることがあるならば、まずはメモしてみましょう。
不安に思っているときに感じる感情や、いつも言ってしまう口癖、思い癖などをまとめてみると何かがわかるきっかけにつながることでしょう。
もし、ご自身だけではわかりにくいと感じられたならばお声掛けくださいね。一緒にお話することでご自身で紐解かれていくこともあります。そのお手伝いをさせていただけたら嬉しいです。
あなたとお子さんが素敵な関係でいることはもちろん、少しでも生きやすくなり笑顔多い生活を送れることを祈っています♡