初めての子どもには心配だらけ
子育ては心配の連続、特に最初の子どものときほど、
「大きい・小さい」
「早い・遅い」
「できる・できない」
そんなあれこれで、最初はとっても迷ってしまいます。
自分のことではないから余計に心配も大きくなりますね。
不安を感じて調べた子どもの障害
そんなときに頭をよぎった「うちの子、成長に問題があるかもしれない…」
そう感じていろいろな情報を漁り、悩みながらも意を決した相談窓口や病院で告げられた障がいという言葉。
落ち込み、自分の何が悪かったのかと責めてしまうこともあるかもしれません。
まさに私がそうでした。
認めたくない障がいという診断名
察してはいたけれど、子どもの変なところを頑固に認めたくなかった私がいたこと、子どもの変なところを自分で逆に変換して「大丈夫に違いない」と心配を先送りしていました。
そんな先送りの時間も限界を迎え、決意をして病院へ行くと「自閉スペクトラム症(ASD)と広汎性発達障害」としてはっきり伝えられました。
つわりが重かったのが悪かったのか?
出産のときになにか間違えたことをしてしまったのか?
育て方が悪かったのか?
など、自分は母親失格だとも思ってしまい、いろいろ考えて4日間心も沈み落ち込みました。
気づきをくれるのはいつも大切な人
なぜ4日間だったのか?というと、4日目に子どもが情緒不安定になったからです。
毎日笑っている母親がズーンと重い空気をまとい、外にも遊びに行けない、そんな母親と2人きりの時間が多いとなると、どんな人だって嫌になりますよね。
いつも自分のことだけで世界が回っているような子どもですが、しっかりと私をみてくれていたのですね。
幸せは変わらずここにあるもの
もちろん落ち込みへこんでもいいんです!
その時間もとても大切なもの、現実逃避するようスルーせず、しっかり受け止めることはいいことだと思います。
その時期を超えたら、
「この子は一緒の時間を少し多く過ごすために生まれてきてくれた」
そう感じてほしいのです。
あなたの悩みは子どもの悩みでも在ります。
「どうしてお母さんはいつもみたいに笑ってくれないんだろう?」
そのとき感じるままに伝えてくれますので、子どもからの愛を直接受け取っているように感じられ、それすらも幸せな時間に変わるかもしれません。
障がいという名前が壁を作る
障がいと診断されるというのは親として覚悟のいることかもしれません。
しかし、障がいがあるとわかっても、自分と子どもの生活は実はそれ以前とかわらないですよね。
診断される前と後でも変わりなく毎日をお子さんと一緒に過ごしてきたでしょう?
だから大丈夫。まず自信を持ってくださいね。
そこをクリアすることができれば、子どもとしっかりと向き合うことができます。
そうすると、この子にとって必要なことはなんだろう?と考えられる余裕ができてきます。
障がいと向き合う自身と子どもを信じる時間
障がいの程度も千差万別、その子の力を信じてあげるためのお手伝いの時間が、他のお子さんより少し多く、スキンシップも多くなるかもしれません。
必要なことは
お子さんのすべてを受け止めてあげること
お子さんにとって一番の安心な場所になってあげること
なによりあなただからこそ、お子さんと親子として縁を結ぶことができました。
そして周りには助けの手が用意されています。
先が見えなくて辛いと疲れてしまうときは、疲れ切る前に息抜きを忘れないようにしてください。
障害を持っている子と一緒に幸せになる道を歩むとき、壁に直面しているときは迷わず相談してくださいね。
一緒に前を向いて進むために歩んでいきましょう。